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【スペイン】木造建築は日本人のゆかりですが、ちょっと規格外です。

デザイナーが入ると同じ素材使ってもこんなに変わるものなのですね。
そして斬新な建築物の多いドイツからのデザイナーを呼んでのプロジェクトですから、当然素晴らしいものが生まれます。

セビーリャのメトロポール・パラソルは世界最大級の木造建築とのことですが、それ以上に見たことのない奇抜なデザインが目を引きます。アンダルシア最大の人口、そしてスペインでも4番目ぐらいの人口を誇るセビーリャは大きな街ではあるのですが、こう言うモダン建築を見るとヨーロッパの「中核都市の象徴」で都市であることを認識します。

古い歴史の足跡が多く残るセビーリャでは大聖堂やアルカサル、インディアス古文書館とスペイン広場でひとつの街としては充分すぎるほどの観光資源がありますが、このメトロポール・パラソルは見る価値/登る価値がある新しい観光名所です。

街のランドマークタワーのような感じではなく、そしてヒッソリ佇んでいるわけでもないこのモニュメントは、街の目抜き通りであるイマヘン通りから突如顔を現します。もっとどこからでも確認ができる、ドカンと目立つ存在かと思っていましたが、周り建物と順応してました。
イマヘン通りからいきなり現れる姿はインパクト大です。

近くに来るとその大きさに実感します。近未来すぎるこの流線型&アシメトリーな姿は自然から生まれた木を彷彿するものなのでしょうか。とても想像力がわく建築物です。

地下のエントランスからエレベータで登るとそこの視界は360度パノラマ!とても景色が良いロケーションです。

展望台は日中でも勿論楽しいのですが、是非夕方と夜景の時間にこちらに登ることをオススメします。

普通の狭い展望台と違い、チューブを見立てた回廊がクネクネと彷徨うように空中をアップダウンします。セビーリャの風景をすべての角度から楽しめるだけでなく、このチューブや建築物をフレームに入れて撮影するのがとても楽しいです。

通常展望台からの景色って、一生懸命階段で登った感覚とのギャップからなのか、眼下に広がる世界を思わず撮りまくることがあるかと思います。でも実はそのまま景色を撮るより、一歩引いて窓ガラスを額縁にして撮影したり、展望台の手すりのデザインを入れて撮影した方が臨場感やドラマが生まれることが多いです。

このメトロポール・パラソルの設計者はそのことを知ってのことか、「この建物の一部を入れることによってセビーリャでしょ?」って言うぐらい、フレーム内の被写体として入れたくなるんですよね。

木の雰囲気を生かしていませんし、デザインの素晴らしさの方が先行しているので、実際に木造建築とあまり実感することはないかもしれません。確かに木造である意味があるのかと聞かれると、そこまで分かりませんが、エントランス付近にはメトロポールの概要や縮小模型などがありますので、時間があればこちらを回って勉強すると良いかと思います。

木造と言う建築物ひとつ取っても、アイデアとデザインが違うとこうもなるのかとインスパイアされます。

日本建築も好きですが、素材を活かした建築文化にこう言うインパクトデザインは国際アピールとして必要なものかもしれませんね。

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