メニュー

【スペイン】セビーリャのスペイン広場(本家と言っても過言ではない)

17世紀のセビーリャはスペイン最大の都市でした。

大航海時代の主役となった17世紀前半のセビーリャは、富を独占する世界貿易の港として人や文化が流入、芸術も様々な形で華が開きました。

セビーリャ美術、セビーリャ派などと敬称されるほど芸術でしたが、同時期にスペイン全土で起きた修道院の建築ラッシュでさらに成功する切っ掛けともなりました。

セビーリャの最大の見どころのひとつであるスペイン広場も、そのセビーリャの芸術性を基盤に生み出された巨大な芸術傑作です。

スペイン広場と言うと、ローマのスペイン階段とセットになったスペイン広場を思い出す方も多いと思いますが、スペインの都市にももちろん「スペイン広場」なる場所はいくつかあった記憶があります。

バルセロナやマドリッドにも大きなスペイン広場がありますが、ここセビーリャのものが一番品格のある広場です。

巨大帝国の一部とも思えてしまう雰囲気があるこのスペイン広場ですが、実はその壮大な見た目とは裏腹に1929年にセビーリャで開催された万国博覧会の会場として建てられたものです。
数ある歴史的遺産の中では比較的新しい建築となりますが、映画「アラビアのロレンス」や「スターウォーズ」の舞台として使われた背景がきっと歴史的重厚感を感じさせている要因かもしれません。

シンメトリーに伸びた羽が中央の噴水を囲い込むように作られたこの空間は、やはりアンダルシア特有のイスラム教とキリスト教の様式が融合した装飾が施されています。

凄すぎて何枚撮影しても満足し得ないこの建築ですが、この秘密は角度にあります。

建物の端からの撮影、中央からの撮影、または内部からや回廊で立ち止まっての撮影など、どの地点からでも流れて行くような奥行きが構図に配置出来ますし、その奥行きを写真の右や左のどちらに表現しても絵になります。
奥行きのある空間の先には、また弧を描いた建物の先端が写り、遠近感を演出しています。

このような視覚的技法がふんだんに取り入れられた特徴的な建築ですが、何処を撮っても絵になるのでまさに写真を撮らされている感覚に陥ります。

また、光の加減によっても印象が変わりますので、朝、日中、夕方、ライトアップの時間と分けて訪れても飽きさせないのは素晴らしいです。

私のイメージのテーマは「土」です。しっかりと地に根付いた力強い空間、そしてアンダルシアの典型的な茶色の素材で建てられたスペイン広場はマゼンタとイエローを強めにしたイメージがよく似合います。

大きく切り取る撮影イメージ以外でも、スペイン広場では建物の壁面にも様々な装飾があります。
スペイン全土の各県の特徴や歴史的なシーンをモチーフに描かれたタイルでベンチが設けられてますので、美術館のようにひとつひとつ見て回るのも楽しいです。天井や地面の模様、ランプの形や橋や川の囲い装飾も美しいので見飽きたりません。

風景写真だけでなく、マクロやボケを活かして撮影する被写体が多いので撮影時間を十分に確保してくださいね。

関連記事

ページ上部へ戻る