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HDR合成のために撮影する写真について

HDR合成のための素材を撮影をする場合でも、通常の写真を撮る場合でも気持ちや行為は全く変わりません。「素材を撮影」と言うと難しい感じがしますが、単純に言えば「自分の撮影したいシーンを撮影すること」の意味です。
「素材撮影」と言うのは、あくまでも写真を撮影した時点で完了する行為ではなく、HDR合成をして初めて完了すると言う意味です。HDR合成用の写真撮影をすると言うことで「素材」と呼んでいます。

普通の写真撮影のように気楽に、自分が「この景色綺麗だなぁ」とか、「素敵な良い景色!写真に撮ってみようっ」と思うような心が動くシーンを撮影していってください。
そして、その景色を撮影する時に、カメラの設定を少しだけ変えてブラケット撮影を試みてください。

HDR合成に相性の良い素材を撮影する

HDR合成に向いている被写体撮影の概念として、比較的コントラストの強いものを選びます。シーンの中に光と影が入っているものや、敢えて逆光の場面なども向いています。レンズの絞りはできるだけF5.6、またはF8ぐらいして極力周りの景色にもピントが合うように撮影するとディテールの表現がしやすいです。


質感が出る感じに仕上げたいけど。。。
△ 室内の撮影って結構難しいんですよね、通常の撮影です △

近未来的なものはHDRに掛かればお手の物です。
△ Photomatix Proを使うとこんなに変わります △

 

撮影したものがHDR合成でこんなに変化

晴れたシーンでは、より活き活きとした活力溢れる表現イメージになります。
曇りのシーンでは、重みのある雰囲気を表現します。
雨のシーンでは、しっとりとした質感を出す事が出来ます。(オドロオドロしいジメっとした表現も出来ます)
コントラストの強いシーンでは、両方の部分を合わせて白トビや黒つぶれを防ぎます。

HDR合成ではシーンと光と影(天気)のマッチングを上手く合わせて様々な仕上がりにすることができます。


もう少しメリハリのある景色だったんだけど。。。
△ 通常のカメラ撮影での写真 △

手前の影のシーンの表現、臨場感も出せます。
△ Photomatix ProでHDR合成後のイメージ △

 

各被写体の表現例

HDR合成に向いている被写体は確かに存在します。以下の被写体を主に撮影対象としてHDR合成を試すと、色々と面白い表現法が見つかると思いますので是非チャレンジしてみてください。

自然物の被写体を撮影する場合:
岩肌がゴツゴツしたもの、無機質なもの、雲の立体感、葉や幹の表情、水の透明度
自然物の生き生きとした感じを細部を強調することによって引き出します。
また、立体感のある表現は非常に得意で、あまり肉眼で確認できなくても結構浮き立たせることができます。

人工物の被写体を撮影する場合:
都会の街並みから田舎の景色、商業ビルから神社仏閣、沢山の色やディテールが混在したもの
エッジのある冷たさや硬いものに対しての表現も強調しやすいです。
様々な色、ディテールがあるものに対してはインパクトのある表現を演出できます。


あれれ、空は青くて素敵な写真になるはずだったのに。。。
△ 通常の撮影をしたら暗くなってしまうシーン △

HDR合成ならコントラストが強いシーンでもバッチリです。出来れば5枚ブラケットが必要です。
△ HDR合成後は部屋も外の景色も両方表現できました △

 

HDR合成が不得手な表現

HDR合成はディテールを引き上げる性質があるために、残念ながら万能ではなく、少し後処理の工夫が必要な被写体などもあります。敢えてそのような被写体にはHDR合成を考えなくても良いかもしれません。

HDR合成として難しい被写体:ポートレイト、マクロで撮影する被写体ダイナミックさを表現としないもの
ポートレイトやマクロの表現法とは異なり、HDR合成では別の部分のディテールを引き出してしまうために美しく調整するにはコツがいります。
(肌の荒れやザラザラ感、テーブルフォトでの食べ物の写真)
ただ、上手に行うことによってダイナミックな表現や、美しいポートレイトやマクロHDRを作成することもできます。


オリジナル、撮って出しの写真です。
△ 普段通り撮影したポートレイト △
通常通り、HDR合成を掛けてみると、、、ヒェェェ。
△ HDR合成をするとこんな感じです、まるで白雪婆です △
HDRでの調整控えめ、後処理付けました。
△ HDR合成に工夫をして自然な感じにしました △

 

構図で気をつける被写体

撮影する際の構図で気をつけたいこととして、動きのあるものがシャッターを押している間に入り込んでしまう現象があります。
動体(撮影中に動いているもの):撮影シーン時に人や車など動いている被写体が存在すると、後で除去する必要性が生まれます。出来ればブラケット撮影内に動く被写体は入り込まないように撮影します。風で揺らめく木々や花なども同様です。

コントラストのない構図に関してもHDR合成の効果があまり出ない素材として挙げられます、Photomatix Proでダイナミックレンジを十分に表現するためには、「撮影シーンに明るい部分と暗い部分がある程度含まれている」シーンの方がHDR処理時に調整能力を引き出すことが出来ます。
これらを意識して撮影すると作成するHDRイメージ品質が上がるかと思います。また後で写真を追加して、もう少しわかりやすくするつもりです。乞うご期待!

 

今回の撮影場所ーオールドチャーチ・アムステルダム

Oudekerksplein 23

 

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