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妙心寺退蔵院の陰陽の庭

妙心寺は右京区にある禅宗の大本山です。
京都の数ある禅宗の中でも敷地が最大規模で、多くの塔頭が妙心寺敷地内にあるために寺町として完結しています。

それだけ大きく、歴史ある本山ですが、京都五山には地位がありません。
室町時代に足利氏の政略から外れたのが理由とされます。(格付け外だからといって侮れない素晴らしいところは京都には沢山あります)
千利休のゆかりがある大徳寺も妙心寺に引けを取らない大きな大本山ですが、同様の理由で五山から外れています。

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数ある妙心寺の中で「退蔵院」の庭をご紹介します。
退蔵院は春がオススメのお寺ですが、庭園も非常に凝った造りとなっていて見応えがあります。

京都でもここでしか見れない「陰陽の庭」は枯山水の庭園ですが、入口を入ってすぐに見ることができます。
左側が白砂の「陽の庭」、右側が黒砂の「陰の庭」となっています。両方の庭が見える位置に立つと白砂と黒砂のコントラストが陰陽を表現しています。
陰陽五行学説の「陰陽」はすべての事象は表裏一体お意味で、その二面性をこの陰陽の庭では枯山水を使って表現しています。
この庭の中には美しい砂の流れとともに、陽の庭に7つ、陰の庭の前方に5つ、後方に3つの石が使われており、7・5・3の調和の取れた数字で石使いをしています。

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陽の庭

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陰の庭

両庭に垂れ下がる枝は枝垂れ桜で、桜の花びらが散り始めた頃の陰陽の庭では「波紋に浮かんだ桜」が楽しめます。

陰陽の庭を越えると「余香苑」です。この余香苑は池泉式庭園で、奥の滝から池泉へそそがれるとても心地の良い空間です。
奥にある藤棚の位置からは水の流れの音を聞きながら、余香苑全体を観賞することができます。

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このお寺の景観も素晴らしいですが、もし時間が合うようでしたら季節限定特別拝観がオススメです。
限定人数で、普段入ることのできない時間に退蔵院で時間を過ごすのはこの上ない贅沢です。

 

今回の撮影場所 京都・退蔵院

京都府京都市右京区花園妙心寺町35

 

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