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京都の西芳寺(苔寺)、緑の世界 2/2

京都の西芳寺(苔寺)、緑の世界1/2 の続きです。

当日はラッキーなことに到着前に小雨が降っていましたが、しばらく経つと雨が止み、傘をささずに水分の含んだ一番良い状態の苔の撮影ができました。
その後は曇りながら部分的にかすかな光の明るさをを感じられる状況でしたので、苔の撮影には最適な条件が揃っていました。
もともと庭園内は木々が鬱蒼としており、太陽の光が入りにくいのでコントラストが強くなりすぎないので、写真が非常に撮りやすい場所かと思います。

ただし全体的に光量が少ない場所なので、感度を上げる必要がありますし、足場が不安定なところが多いので手ぶれには気をつけたいです。撮影するポイントは沢山ありますので、ゆっくり拝観して夢窓疎石の庭も楽しみながら撮影していくのが良いと思います。


木々の周りで静かに存在感を示す苔
この立体型苔庭(勝手に名付けました)には、かつてAPPLEのスティーブ・ジョブズも生前何度も訪れたそうです。
普通だったら重森三玲の庭のように派手なものや清水寺(私も大好きです♪)のようにインパクトのあるものに目が行きがちですが、流石ジョブズは禅文化に傾倒していただけあって趣向がユニークです。

 


この橋にはビッシリと苔
この境内を埋め尽くす苔ですが、実は夢窓疎石が作庭した頃は苔のある寺ではなく、現在の苔寺とは懸け離れた姿だったそうです。
当時川の洪水、氾濫が多かった京都で水が入ってきてしまう地形にあった苔寺がなるべくしてなった姿とも言えるかもしれません。偶然なのか、意図的なのか分かりませんが、自然のままの姿としてこの様な有様になったのは、自然のあるがままを受け入れてた結果、時間を経て形付いた日本らしい感覚がそこには感じられます。


水面にも緑の世界が顔を出している
夢窓疎石が極楽浄土が表したこの庭ですが、彼は極楽浄土が緑の世界であると想像していたのでしょうか。

PlanetはPlantのNetworkだと言う言葉あそびがありまして、

Plant = 植物が活発に Network = 組織を形成することによって生命の星は保たれているということです。

「緑の色は生命の象徴」ですが、緑の素晴らしいのは、林でも森でも人の力が無くとも勝手に成長し続ける。
そして人間は地球の緑なしでは生きていけません。

私にとって苔寺の緑は生命の繁栄を伝えるメッセージの様に聞こえました。

 


このスポットがザ・苔寺として有名なところです
京都に住んでいない方は、参拝申請の手続きの手間で苔寺になかなか行く機会が持てないかもしれません。
この近くには縁結びで女性に大人気の鈴虫寺、竹の庭園が美しい地蔵院(竹の寺)などがありますし、更には松尾大社梅宮大社も徒歩圏内ですので、苔寺に行く機会があれば、その日のスケジュールは他の方面への移動を欲張らずにこの周辺の観光だけでも十分に楽しんでみてはどうでしょうか。
この地域のアクセスはバスが便利です。京都市内から太秦、嵐山を経由していくので車窓の旅もかなり楽しめます。

 

まるでオッコトヌシ様がいらっしゃりそうです

私は6月に参拝しましたが、庭園の木々は紅葉が多く、シーズンには緑の世界から様々な色彩が誕生して目を喜ばせてくれるかと思います。
苔の状態はわかりませんが、聞いたところでは苔寺の苔は120種類以上にもおよび、季節問わず元気な苔の姿が見れるとのことです。

 

と言うことで、苔寺のリポート?は終わりになりますが、苔寺は是非一度は訪れて欲しいお寺です。

私も今度はしっかりと心を落ち着かせて写経をおこない、その上でお庭を楽しみたいと思っています。もちろん3000円の価値はあると実感しました。

ところで今年4月にこの苔寺から仏像が一体盗まれたそうですが、その後どうなったのでしょうか。。。
3000円払って、そして写経も受けて仏さまを盗みに来るという感覚も信じられませんが、とにかくこの様なことは非常に残念なことですね。

 

美しいものを見る気持ちをいつまでも失わないでいたいものです。

 

今回の撮影場所ー苔寺・京都

京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56

 
 

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