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京都の西芳寺(苔寺)、緑の世界 1/2

このお寺は恐らく京都の17の世界遺産の中で最後に訪れた場所だったかと思います。
なぜ最後のお寺から書くかと言う理由は全くありません。たまたま久しぶりに写真を眺めていて苔寺のファイル内の写真を加工し始めて思い立っただけです。

でもイメージが多めに出来上がったので2回に分けた記事にしてみます。イメージを載せることが主ですので、文章の内容は薄いかと思いますが、何卒ご了承くださいませ。

苔寺内、確か庭園入口付近?
この敷地の前を苔寺とは知らずに何度か門前を通ったことがありましたが、高い壁で囲まれて中を覗くことの出来ないこの場所から何やらただならぬ雰囲気を毎回感じていました。。。

京都の社寺は季節ごとに特色があったり、または桜の咲く時期、紅葉の時期に強い寺と様々な訪れ方が出来ますが、梅雨の時期を狙って訪れるのはやはり苔の映える(生える?)お寺がオススメです。ここなら「雨だから写真撮影が残念っ」、なんてことはないですよ!しっとりとした写真はこんな時に撮りたいものです。

京都のメイン観光スポットとして有名な金閣寺、龍安寺のようなお寺も見事な苔を楽しむことが出来ますが、やはり苔と言えば苔寺なのですね、だって名前がそのままですから。
パン屋さんのケーキはケーキ屋さんのCAKEに負けるのと一緒です。

この苔寺は境内全体が苔を帯びて独特の様式を形成しているとのことで、梅雨の時期であれば苔が青々として一層期待できるのではないかと思っていました。

苔寺内のお堂、名前はわかりませんです。

お約束の1週間前までにハガキでアポイントを取り、当日に受付に時間通り集まります。それから最初に堂内に通され拝観者全員が一斉に写経を行なってからお庭の拝観となります。
私が行った時は堂内いっぱいいっぱいの大人数でまるで学校のようでした。

苔寺の周辺は何もないひっそりとして敷地周辺は静かな田舎のために、この苔寺での大人数の一斉写経は少し異様な感じではあります。

写真を撮る人や、庭目的の観光客は、はやる気持ちを抑えて先に写経を終わらせないといけませんので、「写経する我の心 ここにあらず」になっていることは間違いありません。
私も本来は写経をすることは好きなのですが、この場所では、お坊さんに申し訳ございませんが、心を落ち着けてなんて写経することが全く出来ませんでした(汗)

「浮わついた心」の状態で、写経を済ませた後にそそくさと庭に入りましたが、庭園に入った途端に目の前が湿度のある独特な雰囲気を持った緑の世界で覆い尽くされて圧巻の光景で立ち尽くしました。


苔寺とお堂
そこらじゅうが苔で覆い尽くされ、空気の厚みというか、苔の呼吸のような生暖かさを感じます。
緑の色しか存在しない世界がそこにありました。

 


地と水の世界をつなぐ役割として苔が存在する
苔の中にはもちろん入ることは出来ません。
庭園内は緑の世界に包まれて、まるで精霊が現れるのを待っているかのような静けさがあります。この庭はそういう意味では他のお寺の庭とは違う何かがあります。

 


光の入った苔寺境内
この世界に光が入ってきたことを木々が知らせてくれます。
朝暗いうちから光が入ってくるのを待ってことが出来たら本当に色々な生命の囁きが聞こえてきそうです。

 


苔が立体的に形成しています
生き生きとした苔、様々な変形を経て、まるでこれから木を這い上がっていくかのよう。
モコモコ感が凄いです。速水さん見てますかー?

 


西方寺境内の壁
人が境界線を遮るために作った壁をも越えて、ここの苔は成長し続けています。
ある意味、苔寺はラスボス的な雰囲気もあり、私の京都の世界遺産の最後を飾る存在としては申し分ないお寺でした。

 

料金について:
志納金は3000円也。(2015年現在も同様です)私が訪れたその年は東京スカイツリーがオープンした記念の年でした。スカイツリーの展望台大人気で完全なる予約制、そしてお値段はまさに苔寺と同額の3000円。どっちも行ってはみたいものの、圧倒的に苔寺への思いが勝って苔寺の参拝を申し込みました。

申し込みには、事前予約が必要で往復ハガキを最低希望日の1週間前までに事務所に送らなければなりません。ちなみに苔寺の門はいつも閉まっていて、ふと立ち寄ることはできないようになっています。

ただでさえ京都のお寺は拝観料が高いですが、
苔寺は京都の通常拝観料のなんと6倍になる“3000縁”ですから少しためらうかもしれません。
誤解を生まない様に申し上げますと、拝観料の金額は納得できる料金でした。この拝観料と言う制度があってこそ、京都の各お寺の庭の維持管理が行き届いていることが他の地方のお寺に行くと分かるんです。比較すると明らかに「やはり京都は別格に綺麗に管理されている」と言うことを実感出来ます。

でも冷静に考えると、お寺の写経体験などで参加するときには基本的には数千円の参加費用を払うので、「お庭拝観+しかも写経付き」と考えればそれほど高くはないのかもしれませんね。

京都の西芳寺(苔寺)、緑の世界 2/2 に続きます。

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