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HDR処理ゴリゴリしないで、たまには受け入れてみたら?

前回の記事は、暗部のデータが不足している1枚の写真に対して、暗部のディテールを引き上げようとすると大変なことになると言う話でした。
例えばPhotomatix Proでデータ不足の写真を自分の思惑の方向に合成イメージを作り上げようとすると、ノイズや予期せぬ人工物が発生します。そうです、男女で強引なアプローチは「緊密な関係の時だけ」成立します。
「こっちは良かれとして細部コントラストのスライダを引き上げたんだぜ」

「でも私はそんなの求めていないのよ、無理やりなんてヒドイじゃないの。。。」

ゴリゴリやりすぎると、人間関係と一緒でイメージも険悪な感じになってきます。挙げ句の果てに自分のイメージの最終地点もどこかわからなくなるんですよね(笑)

 

新宿の某高層ホテルから朝方撮影した写真です。

朝日がドラマチックな感じで出そうですし、雲がカッコ良かったので、思わず眠い目をパチクリしながら撮影しました。

20121223-IMGP3490
でも、暗すぎて何が何だか、分からない写真ですね(笑)
朝の光がそれほど強くない時間帯であっても、逆光シーンですし、朝日前の赤を出そうとするとこのぐらい露出アンダーになります。

これだけ暗いと暗部のディテールが少ないので、無理やり調整すればノイズが乗るのは確実。。。
こんな状態で写真子ちゃんに、「任せとけって、俺のHDRテクに掛かればにこんなもんよっ」と無理やりにトーンマッピング調整した結果がこれですよ。

20121223-IMGP3490_tonemapped
ノイズが一番暗部の右のビルの陰にザラザラ感が嫌な感じで出ています。

 

写真子ちゃん「私をこんな姿にしてどうするの!もう、イヤっ」と言う声が聞こえてきそうです。。。

男「俺はイカした色にしてあげたかったんだぜ、ちょっとザラザラ感が渋くて、シミ(ノイズ)が目立っちゃてるけど全然良いじゃんか」←通常の男の言い分ですね。

結局ここままだと外付けデータのお蔵入りになりそうです。

 

そういう場合は、早めに判断が肝心です。無理に「自分の想い」を押しつけずに、相手の状況をしっかり見て、ムードを作ってあげましょう。

アプローチを変えていくと良いかもしれません。
「ノイズが出るんだったら、要所のノイズがわかりにくく、または逆にノイズが雰囲気になるよう」にしてあげるのもひとつの方法です。

IMGP3490_tonemapped-2

今回は朝日の色の再現は残念ですが諦めて、全体的にトーンを均一に、変なところが目立たない様にフラットな感じに仕上げました。

比較

これで写真子ちゃんのご機嫌は直ってくれたんではないかと思います。。。(汗)

 

ノイズがのってしまう合成イメージの場合には、思い切って色を捨てて白黒の方に路線を変えるとイメージが改善することが多いです。特に白黒写真のイメージはディテールの引き上げには非常にマッチするので、意外にHDR合成イメージはマッチしているようです。

無駄になったと思った写真を白黒でHDR合成をかけると新たな発見があると思いますのでやってみてくださいね。

 

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